革新的な表面処理
金型の質が劇的に上がる技術
シリコン、ゴム、プラスチック製品用の金型の常識が変わります。「離型が良くなる」「製品の質が高まる」「現場の利益率が上がる」など、さまざまな可能性を秘めた表面処理方法を、エムエス製作所が生み出しました。岐阜大学との共同研究で、クリーニングとピーニングによる鋼材の表面処理の最適解といえる条件を解明。御社のこれからの製品に、圧倒的に違う改善が起こるかもしれません。
シリコン、ゴム、プラスチック製品用の金型の常識が変わります。「離型が良くなる」「製品の質が高まる」「現場の利益率が上がる」など、さまざまな可能性を秘めた表面処理方法を、エムエス製作所が生み出しました。岐阜大学との共同研究で、クリーニングとピーニングによる鋼材の表面処理の最適解といえる条件を解明。御社のこれからの製品に、圧倒的に違う改善が起こるかもしれません。
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エムエス・プロセッシングとは?

金属製品の表面をクリーニングとピーニングの二段階に分けて滑らかに処理して摩擦を減らす、いわゆる「イエプコ処理」※1 はみなさんご存知でしょう。エムエス・プロセッシングは、このクリーニングとピーニングによる表面処理を最適な条件で行う新たな方法です。イエプコ処理の機器は手元にあるが、「どのような設定で処理すればいいか」が漠然としていて、効果を実感できずにいる。そんな方は少なくないのではないでしょうか。しかし、イエプコ処理は、ジェットエンジンの部品などでも、摩耗による劣化を防ぎ、耐久性の向上も見込めるとして注目されてきたもの。私たちは、この技術によってより離型の良い金型を作ろうと研究を重ねてきました。そして、すでにイエプコ処理を採用していた企業からも、「まったく違う」と高く評価されるほどの最適解に辿りついたのです。

※1 イエプコ処理 : スイスのIEPCO社が開発したブラスト処理方法。

データが裏付ける新次元の効果

エムエス・プロセッシングの効果は、岐阜大学との共同研究で明確な検証がなされています。多くは語り得ませんが、下のグラフに示されるように、クリーニングとピーニングによる処理が、一定の条件下で最も効果を発揮すると明らかにしました。これはひとつの条件設定ではなく、複数の条件のバランスによって成立するものです。さらに、鋼材の種類によっても最適条件が異なります。お客様が使用する鋼材に合わせたご提案が可能です。 エムエス・プロセッシングにより、成形したゴムやプラスチック製品が金型に付着するのを防ぐ効果がみられます。不良品が減り、無駄なコストや手間を削減できる。金型の質の向上が製品のクオリティも高める。新たな可能性を感じていただけるでしょう。くっついてしまっていたものが、くっつかなくなる。その心地よさを味わってもらいたい。まずは一度ご相談ください。

技術解説Q&A

Q

イエプコ処理とは、どのような表面処理方法ですか?

A

機械加工によるマイクロブラスト処理で、加工物表面の欠損を除き、より精密かつ平滑にします。

Q

エムエス・プロセッシングの用途は?

A

主にゴム、プラスチック成形金型の離型性改善にご利用いただけます。

Q

エムエス・プロセッシングとイエプコ処理はどう違うのか?

A

クリーニング、ピーニングによる表面処理法であることは同じです。ただし、エムエス・プロセッシングは、 独自の研究により最適な条件と工程を確立した方法であり、最大限の効果を期待できます。

Q

料金の目安を教えてください。

A

150㎜×150㎜(平面) 22,500㎟=15,000円で処理いたします。
サイズ、数、形状に応じてご相談させてください。
共同開発者のコメント
岐阜大学 機械工学科機械コース
上坂 裕之 教授
成形品表面の粘着性を抑制する有用な技術と思われます。エムエス製作所と共同で、さらなるメカニズムの解明を進めます。
岐阜大学 自然科学技術研究科修士1年
森田 裕也
エムエス・プロセッシングは、様々な分野で利用できる可能性を秘めた新しい処理方法だと確信しています。
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